事例1

障がい名頸椎損傷
操作する部位
使用する機器・ソフトHearty Ladder、HeartysAi、
Tobii eyetracker 4C
支援内容視線入力を使ったパソコン操作   
トビーの画像
Tobii Eye Tracker 4C

どんなご相談でしたか?

 事故で頸椎損傷のため、手や足を動かすことができない方からです。
 10年以上、寝たきりで、2,3年前から、スタンドに取り付けたDVDプレーヤーで映画が観られるようになったけど、毎回、DVDを借りてきてもらわなければならなくて・・・。
 自分でDVDを借りたいという相談でした。

どんな支援をされたのですか?

 視線入力でパソコンを操作する方法をご提案しました。
 視線入力に適しているか、モニターの画面が見えるか等、実際の機器を使用して視線を動かし、マウス操作を試してもらいました。いつも寝ている場所はほぼ同じとおっしゃっていましたが、モニターの位置を合わせるのに時間がかかりました。その日の調子に左右されることが多かったです。
そして、ITステーションが派遣するITサポーターの操作指導を受け、徐々に視線でパソコンの操作ができるようになりました。

支援後の様子を教えてください。

 視線を読み取るセンサーの改良やアップデートで、細かい誤差はカバーできるようになったこともあり、操作に除々に慣れていかれ、希望されていた動画配信を自分で選んで、観ることができるようになりました。
 現在では、本を読んだり、動画を観たり、質問がある時にはメールでやり取りするなど、日々、パソコンを使って、楽しまれています。

視線でパソコンの操作をしています。
本を選んで、読みたいページのアイコンをデスクトップに作成しています。今日の読書は、このページからでしょうか。

ご相談者の感想です。

12時間かけて、視線入力で書かれた思い。こちらに全文掲載しています。⇒

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