事例3

障がい名体幹機能障がい(両上肢)、
聴覚障がい
操作する部位両手
使用する機器・ソフトRemoteMouse
支援内容タッチペンでタブレットを使った
パソコンの操作   
RemoteMouseで操作しているタブレットの画面

どんなご相談でしたか?

 体幹機能障がいで、手がうまく動かすことができなく、疲れやすく、両手でのキーボード入力が難しかった方からです。聴覚障がいもあり、話すことはできるのですが、ちゃんと話せているか不安であまり話そうとしませんでした。
 会話は、こちらから音声入力した文字を見せ、返事はスマートフォンにタッチペンで入力をした文字を見せて返すコミュニケーション方法でおこないました。
 IT講習会の受講をフォローするのが相談でした。

どんな支援をされたのですか?

 タッチペンを使ったタブレット入力で、パソコンを操作してもらうことをご提案しました。
 スマートフォンにタッチペンで入力することには慣れていたので、その方法で、パソコンを操作してもらうことにしました。
 パソコンとタブレットの両方に、RemortMouseをインストールし、同じWi-Fiで接続すると、タブレットの画面上で入力した文字を、パソコンに転送して入力することができます。タブレットの画面上をタッチペンで動かすと、パソコンのマウスが連動して動き、タブレット上でタップするとパソコン上でクリックすることもできます。
 ドラッグ機能はなかったので、パソコンのマウス設定で「クリックロック」を設定し、タブレット上の左クリックを長押しすることでドラッグも可能になりました。
 ※「クリックロック」は、Windows10に装備されている機能です。

支援後の様子を教えてください。

 操作練習をかさね、ほとんどの操作がタブレットでできるようになったので、ITステーションで開催するIT講習会を受講しました。WordやExcelの講習を受け、ITステーションで開催される検定試験にも挑戦し、見事、合格されました。
 自信が持てるようになり、いろんなことにチャレンジをするようになりました。

RemoteMouseで、Excelの表を作成しているところ

ご相談者の感想です。

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